TOP

>

エクステリアBLOG

> おしゃれでモダンな庭の作り方について徹底解説!

exterior-blog
エクステリアBLOG

おしゃれでモダンな庭の作り方について徹底解説!

cta_banner_1

ご自宅の庭を、おしゃれなモダン空間にしたいと思いませんか。

近年、特に注目を集めているモダン庭。不要な装飾を排除し、機能性と審美性を両立させた空間設計が魅力です。

 

本記事では、和風・洋風・シンプル・リゾートなど、さまざまなスタイルのモダンガーデンを紹介します。
素材選びから設計まで、プロの視点で徹底解説。初心者の方でも分かりやすく、お庭作りに役立つ情報が満載です。

この記事を読んで分かること
  • モダン庭とは?
  • おしゃれなモダン庭の特徴
  • おしゃれなモダン庭の作り方

 

おしゃれなモダン庭の基本と特徴

モダン庭とは、直線的なデザイン・シンプルな構成・現代的な素材を組み合わせ、洗練された庭のスタイルのこと。近年の住宅デザインの傾向に合わせて、特に注目を集めている庭づくりの手法といえます。


モダン庭の最大の特徴は、不必要な装飾を排除し、機能性と審美性を両立させた空間設計。

直線的な動線と幾何学的なデザインにより、すっきりとした印象を与えながら、現代の生活スタイルに調和した使いやすい空間を実現します。

 

特に、以下のような住宅にモダン庭は映えます。

住宅の特徴 モダン庭との相性 理由
コンテンポラリー住宅 建物との一体感が生まれやすい
ミニマルデザイン住宅 シンプルな外観との調和が取れる
和モダン住宅 和の要素を活かしつつモダンに演出可能
狭小住宅 効率的な空間利用で広く見せられる

モダンな庭は、さまざまな住宅スタイルに合わせることができるのです。
しかし、より魅力的な庭にするためには、いくつかのポイントを押さえておかなければいけません。

 

おしゃれでモダンな庭のスタイルと種類

モダン庭には、住宅のスタイルや持ち主の好みに合わせて選べる4つの主要なデザインスタイルがあります。

それぞれのスタイルには特徴的な要素があり、予算や維持管理の面でも違いがあります。

スタイル 特徴 予算目安 維持管理 向いている方
和風モダン 和の要素を現代的にアレンジ 200~400万円 中程度 落ち着いた雰囲気を好む方
洋風モダン 欧米的な開放感とシンプルさ 200~400万円 やや高め アウトドアリビングを楽しみたい方
シンプルモダン 最小限の要素でスタイリッシュに 150~250万円 低め メンテナンスフリーを重視する方
リゾート風モダン 贅沢な寛ぎ空間 300~500万円 高め 非日常感を大切にする方

※金額はあくまで目安となります。実際の価格等と乖離がある可能性があります。

それぞれのスタイルの特徴について、詳しく見ていきましょう。

 

和風モダン庭

和風モダン庭とは、日本庭園の伝統的な要素を現代的にアレンジしたスタイルのこと。
石組みや植栽といった和の要素を、直線的なデザインや現代的な素材と組み合わせることで、落ち着きのある空間を演出します。

和風モダン庭の基本的な構成要素
  • 石組み:自然石と角材を組み合わせた現代的な配置
  • 植栽:モミジやマツなどの和風樹木と、直線的な刈り込み
  • ライティング:間接照明によるシャープな光の演出
  • 動線:直線的な通路と飛び石の組み合わせ

維持管理は月1回程度の手入れで十分です。
植栽の剪定や落ち葉の清掃が主な作業となり、年間の維持費は10~15万円程度を見込むと良いでしょう。

 

洋風モダン庭

洋風モダン庭は、ヨーロピアンモダン(European Modern)の影響を受けた開放的でスタイリッシュな空間設計が特徴です。
直線的なデザインと曲線美の調和により、くつろぎと洗練さを両立させた庭づくりを実現します。

【補足】ヨーロピアンモダンとは、ヨーロッパの伝統的な美意識と、現代的なデザイン要素を融合させた庭のデザインスタイルのことを指します。

このスタイルでは、テラスやパーゴラなどの構造物が重要な役割を果たします。
ステンレスやガラスなどの現代的な素材を効果的に使い、建物との一体感を生み出すのです。

 

シンプルモダン庭

シンプルモダン庭は「引き算の美学」を追求した、洗練された空間デザインが特徴です。
必要最小限の要素で構成されているため、維持管理が比較的簡単で、都市部の住宅や狭小地に特に適しています。

このスタイルの魅力は、なんといっても余白を活かした空間構成にあります。
グレー系の舗装材と限られた植栽、シンプルな照明器具などを効果的に配置することで、静寂さと品格のある空間を生み出すのです。

 

【シンプルモダン庭の基本構成】

要素 特徴 メンテナンス頻度
舗装 コンクリートやタイル 年1~2回の清掃
植栽 常緑樹中心の少量配置 年2~3回の剪定
照明 LEDアッパーライト 電球交換のみ
家具 モノトーンの簡素なデザイン 必要時の清掃

維持管理の手間が少ないため、年間の管理費用は5~8万円程度で済むのが特徴です。
忙しい現代人のライフスタイルに寄り添った、実用的な庭園スタイルといえます。

 

リゾート風モダン庭

リゾート風モダン庭は、日常的にリゾート気分を味わえる贅沢なスタイルです。
水景施設やくつろぎのためのファニチャー、効果的な照明計画により、非日常的な雰囲気を演出します。

このスタイルの特徴は「くつろぎ」と「贅沢さ」の両立にあります。
ウッドデッキやプール、ジャグジーなどの設備を導入することで、まるでリゾートホテルのような空間を実現できるのです。

ただし、他のスタイルと比較して初期費用も維持費も高くなる傾向があるため、注意が必要です。

 

おしゃれなモダン庭の作り方

モダン庭の作り方は、予算・敷地条件・生活スタイルによって最適な方法が違います。
まずは以下のフローチャートに従って、ご自身に合ったアプローチを見つけていきましょう。

モダン庭作りの進め方
・予算・敷地の確認
・スタイルの選定
・基本設計
・詳細設計
・施工業者選定
・工事実施
・メンテナンス計画策定

モダンな庭作りは、上記のようなステップを踏んで進めていきます。

また、DIYで対応可能な作業と、専門家に依頼すべき作業の区分は以下の通りです。

作業内容 DIY可否
基本設計
植栽配置
照明工事 ×
舗装工事 ×
水景設備 ×
維持管理

DIYで庭作りに挑戦する場合は、植栽の配置など比較的簡単な作業から始めるのがおすすめです。
一方、照明工事や水景設備など、専門的な知識や技術が必要な作業は、プロに依頼することを検討しましょう。

 

設計のポイント

モダン庭の設計では、5つの重要な要素を総合的に考慮しなければいけません。
それぞれの要素がバランスよく組み合わさることで、理想的な空間を作ることができます。

カテゴリ ポイント
空間構成 建物との調和を重視、直線的なゾーニング、余白の確保、視線の抜け感の創出
動線計画 メインアプローチの明確化、機能的な導線の確保、適切な通路幅の設定、歩きやすい素材選び
照明計画 安全性の確保、景観の演出、省エネ性への配慮、メンテナンス性の考慮
植栽計画 通年での見栄えを考慮、管理のしやすさ、成長を見据えた配置、周辺環境との調和
メンテナンス性 清掃のしやすさ、耐久性の高い素材選び、排水性への配慮、作業スペースの確保

これらのポイントを総合的に考慮することで、機能性・美観・維持管理が調和した空間設計が可能になります。

また、モダン庭の設計で失敗しないために、以下の表にも目を通しておきましょう。

項目 失敗しやすいポイント 対策
動線 行き止まりの作成 周回できる動線計画
植栽 過密な配置 成長を考慮した間隔確保
照明 眩しさの発生 間接照明の活用
素材 統一感の欠如 色調のトーンを揃える
維持管理 作業スペース不足 適切な作業域の確保

事前に対策を立てることで失敗を防ぎ、長く楽しめる庭を作ることができます。
特に、植栽は成長することで見た目が大きく変わるため、将来的なことを考慮した計画が大切です。

 

和風モダン庭の設計ポイント

 

和風モダン庭の設計では、伝統的な要素と現代的なデザインのバランスが重要です。
設計は、以下の5つのステップで進めていきましょう。

ステップ 内容
ステップ1:間取りとの関係 建物の開口部や動線を考慮し、庭園の主要な視点場を決定。和室や居間からの眺めを重視しながら、現代的な生活様式に合わせた空間構成を計画。
ステップ2:動線計画 直線的な通路と飛び石を組み合わせ、機能的かつ美しい動線を作成。メインアプローチは幅1.2m以上、補助的動線は幅0.9m程度を確保。
ステップ3:植栽選び 日照条件や土壌に適した植栽を配置。
ステップ4:素材選定 御影石やスレートなどの現代的な石材と、竹や木材などの伝統的な素材をバランスよく組み合わせる。特に舗装材は和モダンの印象を左右する重要な要素となる。
ステップ5:照明計画 格子越しの光や飛び石のライトアップなど、和の趣を活かした演出を重視。LED間接照明を効果的に使い、現代的なセンスを取り入れる。

これらのステップを順に進めることで、建物と調和し、機能的かつ美しい庭園空間を作ることができます。

 

「ステップ3:植栽選び」における和風植栽の選定基準は、以下を参考にしましょう。

樹種 特徴 維持管理 推奨場所
マツ 格調高い印象 年2回剪定 シンボルツリー
モミジ 季節感演出 年1回剪定 中景・アクセント
ナンテン 実物の観賞 年2回剪定 低木・下景
サツキ 刈込み素材 年2回剪定 生垣・縁取り

これらの点を踏まえてご自宅の庭に合った樹種を選び、美しい和風庭園を作ってくださいね。

 

洋風モダン庭の設計ポイント

 

洋風モダン庭の設計では、3つの重要な空間要素を効果的に配置することが鍵となります。
それぞれの要素が独立しながらも、全体として調和のとれた空間を作り出すことを目指しましょう。

空間 特徴 ポイントとなる要素
エントランス空間 洗練された印象 幅1.8m以上のゆとりある通路、質感のある舗装材の使用、アプローチ照明の効果的な配置、シンボリックな植栽の配置
メインガーデン空間 くつろぎと景観 テラスやウッドデッキの設置、芝生や地被類のグリーンスペース確保、見せ場となる植栽グループの配置、プライバシーを考慮した目隠し計画
プライベート空間 隠れ家的な空間 パーゴラやアーチの設置、くつろぎのためのファニチャー配置、ハーブガーデンなどの趣味スペース、夜間照明による演出

玄関アプローチは、直線的な動線と洗練された素材使いで印象的な空間を演出します。
建物に面した主庭園部分は、くつろぎと景観の両方を考慮した設計が重要。
さらに、家族だけが楽しめる隠れ家的なスペースの創出を意識して、プライベート空間を作り上げましょう。

 

洋風モダン庭に適した植栽選びは、以下の通りです。

植物タイプ おすすめ樹種 特徴 維持管理レベル
シンボルツリー オリーブ、シマトネリコ 常緑で洗練された印象
生垣 プリペット、ボックスウッド 刈込みで形を整えやすい
下草 ローズマリー、ラベンダー 香りと花を楽しめる
芝生 ティフトン芝、センチピード芝 踏圧に強く管理しやすい

洋風モダンな庭づくりにおいて、植栽選びは庭全体の雰囲気を左右する重要な要素のひとつ。
上記のような樹種を選ぶことで、洗練された空間を演出することができます。

 

シンプルモダン庭の設計ポイント

 

シンプルモダン庭の設計では「必要最小限の要素で最大の効果を得る」というコンセプトが大切です。
空間の90%は機能的な要素で構成し、残り10%でアクセントとなる装飾的要素を配置します。

デザイン要素 詳細
直線的なゾーニング 機能別に明確な区画分け、余白を活かした配置計画、シンプルな動線設計、メンテナンススペースの確保
植栽計画のコツ 常緑樹中心の構成、単一種での植栽、幾何学的な配置、最小限の種類選定
小規模庭園での工夫 視覚的な奥行きを作る壁面デザイン、境界を感じさせない植栽配置、多機能な空間活用、スケール感を活かした設計

 

また、素材選びも非常に重要です。
以下のポイントをしっかり押さえておきましょう。

用途 推奨素材 特徴 メンテナンス
舗装 研ぎ出しコンクリート 耐久性が高く清掃が容易 年1回の清掃
壁面 リシン吹付け 経年劣化が少なく補修も容易 5年に1回の塗替え
縁取り アルミエッジ 錆びにくく形状が崩れにくい メンテナンス不要
植栽枡 コーテン鋼 味わいのある錆び表現 メンテナンス不要

シンプルモダンな庭は、洗練されたデザインと機能性を両立させた、住まいに寄り添う空間となります。
素材選びにもこだわり、自分だけの特別な庭を作っていきましょう。

 

リゾート風モダン庭の設計ポイント

 

リゾート風モダン庭の設計では、3つの重要空間を効果的に配置し、プライバシーを確保しながらリゾート感を感じさせる必要があります。
それぞれの空間には明確な役割があり、総合的に贅沢な空間を作り出すのです。

空間 設計ポイント
エントランス空間 南国植物を用いたウェルカム感の演出、間接照明によるホテルライクな雰囲気づくり、上質な舗装材の使用、水音による演出効果の付加
くつろぎスペース デッキ周りの空間構成、パーゴラやキャノピーの設置、リゾート家具の効果的な配置、プライバシースクリーンの設置

これらの空間を組み合わせることで、まるでリゾートにいるような、贅沢なひとときをご自宅で過ごすことができます。

 

また、水景スペースを設計する際には、以下のポイントを確認しておきましょう。

水景タイプ 特徴 維持管理 概算費用
壁泉 モダンな印象、省スペース 中程度 50~100万円
自然な雰囲気、広さ必要 高め 100~200万円
プール リゾート感、本格的 非常に高い 200~500万円
せせらぎ 清涼感、音の演出 中程度 80~150万円

※金額はあくまで目安となります。実際の価格等と乖離がある可能性があります。

水景を選ぶ際は、デザイン性・メンテナンスのしやすさ・予算などを考慮し、ご自身のライフスタイルに合ったものを選びましょう。
これらの要素を組み合わせて、あなただけの理想のリゾートガーデンを作ってみてください。

 

 

【毎日の暮らしを豊かに。あなたの理想を実現する庭づくり】

 

理想をかなえるためには「必要なこと」と「できること」を把握するところからスタートします。

 

例えば、夫婦でテラスに座り、緑豊かな庭の風景を眺めながら、心地よい朝食の時間を過ごす。
また、広々とした芝生では、子供たちの駆け回る歓声が響き、小さな探検家たちが昆虫や草花との新しい発見に目を輝かせるでしょう。

 

まだ、理想の輪郭がハッキリとしていなくても大丈夫です。
プロのプランナーチームが、あなたのライフスタイルに合わせた庭を一緒に考え、想いをデザインいたします。

 

まずは、無料でお庭の悩みを相談してみる

 

使用する素材と色の選び方

モダン庭に適した素材選びは、デザイン性と機能性の両立が重要です。
素材の選定では、経年変化も考慮に入れながら、総合的な判断を行う必要があります。

 

【主要素材の特徴比較】

素材 メリット デメリット 経年変化
コンクリート 耐久性、低コスト 無機質な印象 風化、汚れ
天然石 高級感、耐久性 高コスト 味わいが増す
ウッド材 温かみ、施工性 腐食の可能性 色あせ、反り
金属 モダンな印象、強度 錆び、熱伝導 風合いの変化

 

また、色の選び方にも注意が必要です。
色彩計画のポイントについて、以下で解説します。

色の割合 色系統 特徴 考慮事項
60%(ベースカラー) グレー系 モダンな印象 全体的な雰囲気を決定
ブラウン系 温かみのある印象 全体的な雰囲気を決定
ホワイト系 清潔感のある印象 全体的な雰囲気を決定
30%(サブカラー) 建物や素材の色 調和、自然な質感 建物との一体感、素材の特性
10%(アクセントカラー) 差し色 アクセント 植栽、照明との調和
色彩計画においては、ベースカラー・サブカラー・アクセントカラーの3つの要素をバランスよく組み合わせることが大切です。
ベースカラーで全体の雰囲気を決め、サブカラーで奥行きを出します。
アクセントカラーは、植栽や照明との調和を考えながら、視覚的なアクセントを加えます。

 

和風モダン庭におすすめな素材

和風モダン庭では、伝統的な素材と現代的な素材をバランスよく組み合わせます。
素材選びによって、和のテイストを保ちながらモダンな印象を感じさせることができるのです。

【石材の選び方】

種類 用途 価格帯/㎡ 特徴
御影石 飛び石、縁石 2~5万円 高級感、耐久性
青砂利 地被め 0.5~1万円 和風、維持簡単
乱形石 アプローチ 1~3万円 自然感、防滑性
方形石 テラス 3~6万円 モダン、清潔感

※金額はあくまで目安となります。実際の価格等と乖離がある可能性があります。

 

これらの石材は、施工方法や仕上げ方によって印象が大きく変わります。
研ぎ出し仕上げにすることでモダンな印象を強調したり、自然な割肌を活かして和の趣を出したりすることができますよ。

木材を選ぶ際は、耐久性と見た目のバランスを考慮し、適材適所で使用することが重要です。

種類 用途 価格帯/㎡ 耐久年数
イペ材 デッキ、縁台 4~6万円 15~20年
杉材 格子、ルーバー 1~2万円 5~10年
竹材 垣根、アクセント 2~3万円 3~5年
ウリン材 フェンス、柱材 3~5万円 10~15年

※金額はあくまで目安となります。実際の価格等と乖離がある可能性があります。

 

さらに、植栽材料の選び方もポイントとなります。
和風モダン庭に適した植物は、年間を通じて美しい姿を保ち、過度な管理を必要としないものです。

 

【主要な植栽構成】

種類 剪定頻度 価格帯 特徴
シンボルツリー
クロマツ 年2回 15~30万円 風に強く、海辺の庭に最適。生長がゆっくり。
モミジ 年1回 10~20万円 秋の紅葉が美しい。庭園に和の雰囲気を演出。
ヤマボウシ 年1回 8~15万円 春の花、夏の実、秋の紅葉と四季を通して楽しめる。
中木・低木
サツキ 年2回 0.5~1万円/株 春の開花が美しい。刈込で形を整える。
ナンテン 年1回 0.8~1.5万円/株 赤い実が美しい。お正月飾りなどにも利用される。
アオキ 年1回 0.5~1万円/株 常緑樹で、日陰でも育つ。斑入りの葉が美しい品種も。

※金額はあくまで目安となります。実際の価格等と乖離がある可能性があります。

 

植栽においては、シンボルツリーとしてクロマツ・モミジ・ヤマボウシなどが人気です。
中木・低木としては、サツキ・ナンテン・アオキなどがよく選ばれます。
これらの植物は、四季を通して美しい姿を見せてくれるだけでなく、和風モダンな庭に奥行きを与えてくれるのです。

 

洋風モダン庭におすすめな素材

洋風モダン庭では、耐候性と意匠性に優れた現代的な素材を中心に選びましょう。
特に舗装材とファニチャーの選択が、空間の印象を大きく左右します。

 

【舗装材の選択】

素材 特徴 価格帯/㎡ メンテナンス
コンクリート平板 清潔感、耐久性 1~2万円 年1回洗浄
大判タイル 高級感、カラー豊富 2~4万円 年2回洗浄
石畳調ブロック 重厚感、施工性 1.5~3万円 年1回洗浄
インターロッキング デザイン性、排水性 1~2万円 年2回洗浄

※金額はあくまで目安となります。実際の価格等と乖離がある可能性があります。

 

上記の通りさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。
金額やメンテナンスの頻度なども考慮しながら、素材を選んでいきましょう。

 

【ガーデンファニチャーの選定】

アイテム 推奨素材 価格帯 耐用年数
チェア アルミ、チーク材 3~10万円/脚 5~10年
テーブル 強化ガラス、スチール 5~15万円/台 7~12年
パラソル オーニング生地、アルミ 5~20万円/基 3~5年
ベンチ コンクリート、チーク材 8~20万円/基 10~15年

※金額はあくまで目安となります。実際の価格等と乖離がある可能性があります。

 

庭の広さや求める雰囲気に合わせて、イメージにぴったりの庭家具を選びたいところ。
素材・価格・耐久年数などを、総合的に検討することが大切です。

 

【デコレーションアイテムの選び方】

アイテム 価格帯 特徴
照明器具
LEDアップライト 2-5万円/基 植栽や壁面を照らし、陰影を際立たせる。省エネで長寿命。
ポールライト 3-8万円/基 庭全体を明るく照らし、防犯効果も期待できる。デザインも豊富。
フットライト 1-3万円/基 足元を優しく照らし、安全性を高める。ステップライトとしても利用可能。
オブジェ
モダンオブジェ 5-20万円/点 庭にアクセントを加え、個性的な空間を演出。素材やデザインもさまざま。
ウォールアート 10-30万円/点 壁面にアートを飾り、視覚的な面白みをプラス。
プランター 3-10万円/点 植物を植え込み、緑を増やす。デザイン性も重視される。

※金額はあくまで目安となります。実際の価格等と乖離がある可能性があります。

 

これらの素材やアイテムは、以下の点に注意して選定します。

注意点

・耐候性(紫外線、雨風への耐性)
・メンテナンス性(清掃のしやすさ)
・安全性(転倒防止、角の処理)
・デザインの統一感

庭の装飾を選ぶ際は、単に見た目の好みだけでなく、機能性や安全性も考慮することが大切です。
上記の要素をバランスよく考え、自分だけの理想の庭をカスタマイズしていきましょう。

 

シンプルモダン庭におすすめな素材

 

シンプルモダン庭では、メンテナンスの手間を最小限に抑えながら、洗練された空間を作り出す素材選びがポイントとなります。
特に、耐久性と清掃性に優れた現代的な素材を中心に選定しましょう。

 

【ハードスケープ素材】

素材 用途 特徴 価格帯/㎡
研ぎ出しコンクリート 床面 耐久性高、清掃容易 2~4万円
コーテン鋼 花壇縁、フェンス 錆びた風合い 3~6万円
大判コンクリート平板 アプローチ 目地が少なく清潔 1.5~3万円
アルミパネル 目隠し、装飾 軽量、錆びにくい 2~5万円

※金額はあくまで目安となります。実際の価格等と乖離がある可能性があります。

 

庭のハードスケープ素材を選ぶ際は、素材の特性・用途・予算・デザインなどを総合的に検討しなければいけません。上記のように、素材によって特徴や価格帯が大きく異なります。

低予算で実現できる代替素材は、以下の通りです。

種類 価格帯 特徴
床材
土間コンクリート 0.8-1.5万円/㎡ 強度が高く、耐久性がある。自由な形状にできる。
インターロッキング 1-1.5万円/㎡ デザイン性が高く、排水性も良い。
砂利敷き 0.3-0.8万円/㎡ 自然な雰囲気で、施工が簡単。
壁面材
リシン吹付け 0.5-1万円/㎡ 表面が滑らかで、汚れが付きにくい。
既製品パネル 1-2万円/㎡ デザインが豊富で、施工が簡単。
化粧ブロック 0.8-1.5万円/㎡ デザイン性が高く、耐久性もある。

※金額はあくまで目安となります。実際の価格等と乖離がある可能性があります。

 

これらの素材は、価格を抑えつつ、デザイン性の高い庭を造ることができます。

 

【メンテナンスフリーな植栽選び】

植物名 特徴 価格/株 管理頻度
オリーブ 常緑、耐乾性 3~8万円 年1回剪定
ヤマボウシ 四季を演出 5~10万円 年1回剪定
シマトネリコ すっきりした樹形 3~7万円 年1回剪定
マサキ 生垣向き 0.3~0.8万円 年2回刈込

※金額はあくまで目安となります。実際の価格等と乖離がある可能性があります。

 

上記の植物はいずれも比較的メンテナンスが少なく、庭を長く楽しめる樹種です。
ご自身の庭に合った植物を選びましょう。

 

リゾート風モダン庭におすすめな素材

 

リゾート風モダン庭では、高級感とくつろぎを演出する素材選びが重要です。
耐候性と安全性を確保しながら、リゾート感を演出できる素材を選びましょう。

 

【デッキ材の選択】

素材 特徴 価格帯/㎡ 耐用年数
イペ材 高級感、耐久性 4~6万円 15~20年
人工木材 メンテナンス少 2~4万円 10~15年
チーク材 質感、耐水性 5~8万円 10~15年
樹脂デッキ 安全性、耐候性 3~5万円 8~12年

※金額はあくまで目安となります。実際の価格等と乖離がある可能性があります。

 

リゾート風モダンな庭のデッキ材を選ぶ際は、単に見た目の好みだけでなく、機能性や安全性も考慮することが大切です。

 

【水景施設の素材】

設備 推奨素材 価格帯 特徴
プール FRP、タイル 150~300万円 耐久性、清掃性
ジャグジー アクリル、FRP 80~150万円 保温性、安全性
壁泉 御影石、ステンレス 50~100万円 高級感、耐水性
流れ 自然石、FRP 60~120万円 自然感、防水性

※金額はあくまで目安となります。実際の価格等と乖離がある可能性があります。

 

これらの水景施設には、適切な循環システムと定期的なメンテナンスが必要です。
年間の維持費として、設備費用の約5~10%を見込む必要があります。

 

まとめ

モダン庭の各スタイルには、それぞれの特徴と魅力があります。
最後に、スタイル選択の参考となる比較表を紹介します。

【スタイル別特徴比較】

スタイル 初期費用 維持費/年 管理手間 向いている敷地
和風モダン 150~300万円 10~15万円 15坪以上
洋風モダン 200~400万円 15~20万円 20坪以上
シンプルモダン 100~200万円 5~8万円 10坪以上
リゾート風モダン 300~500万円 20~30万円 25坪以上

※金額はあくまで目安となります。実際の価格等と乖離がある可能性があります。

 

これらの情報を参考に、ご自身の条件に最適なモダン庭のスタイルをお選びください。
また、計画から施工までの各段階で、必要に応じて専門家に相談するのがおすすめです。
適切なタイミングでの相談により、理想的なモダン庭の実現が可能となりますよ。

 

cta_banner_1